先輩社員インタビューINTERVIEW
重村 和也(2018年入社)
ファーネス工事部
先輩や現場の作業員の協力のもと業務に取り組んでいます
私は以前、飲食店の店長として働いていました。転職を考えるようになり、たまたま出会ったのが当社の「工場メンテナンス」という求人情報です。なんとなく気になり面接で初めて築炉という仕事を知ったのですが、入社して最初に現場へ入ったときは話で聞いていた以上のスケール感に圧倒されたのを覚えています。
現在は施工管理の一員として先輩や同僚2〜3人で現場に入り、協力会社など現場作業員の方々と炉のメンテナンスに取り組んでいます。ひとつの現場のスケジュールはざっくりと、現場に入る1ヵ月くらい前から工具や宿、工程作成などの準備を行い、その後、現場での作業に1ヵ月、さらに後片付けが4〜5日で終わるイメージです。
現場では作業員のみなさんに一日の作業スケジュールなど指示を出す立場となりますので、誤解や伝え忘れなどがないように注意しながら指示を伝えられるようにしています。
作業中は真剣に。オフは屋内時間を楽しんでいます
築炉という仕事は巨大な炉の中で古い耐火性レンガなどを撤去し、新しいレンガを積み上げたり、機械を使って耐火材を吹き付けたりするもので、作業員の方々との連携が欠かせません。私より年上で経験が豊富な作業員も多いのですが、みなさんオンとオフの切り替えがはっきりしている感じです。作業中は真剣そのもので技術力の高さを見せてくれ、休憩時間や仕事終わりには他愛もないような話もよくしています。時には工法や手順などを相談したりアドバイスをもらったりすることもあり、勉強にもなっています。
休日は屋内で過ごすことが多いですね。日差しに対してあまり肌が強いほうではないので、炉の中での作業は自分に向いていると思っているのですが、休日も家で動画を見たり本を読んだり、ウインドウショッピングに出かけたり……。最近だと温泉でゆっくりするのも好きですね。夕景を見ながら露天風呂に入るのは気分転換としても格別です。
以前の職場に比べ周囲の人たちに頼る機会が増えました
この仕事を始めて自分で変わったと思うのは、まわりの人に頼る機会が多くなったことです。飲食店時代もスタッフに助けられながら仕事をしていましたが、自分で行動することも多かったように思います。しかし、今は一人で段取りを組んで一人で頑張るよりも、手分けをしたほうがスムーズに作業が進むことも多く、先輩や協力会社の方々からもよく声をかけてもらえるので、遠慮なく頼らせてもらうようになりました。
炉のメンテナンスは工場のラインを一部、完全に止めてから行われます。そのため、安全を第一に考えながらも工期をきっちり守らなければなりません。しかし、当初の見込みどおりに作業が進むとは限らず、現場に入って追加で作業が必要な箇所や、逆に次の定期修理にまわせる箇所が見つかることもあります。そのたびに臨機応変に対応しているのですが、だからこそ自分で考え、提案したとおりに作業が無事に進むと気持ちよく、いつも以上の達成感が味わえます。